2014年06月30日

畳を張り替えるってどんな仕事?

こんにちは。日曜日、久しぶりの浅間温泉に行き、富士乃湯さんでゆっくりお風呂入る事が出来ました。若女将さんと看板犬に会えて楽しい時間を過ごせた村松畳店5代目です。



「畳を張り替える。」

どんな仕事なんでしょう。表替え?

畳屋さんは現場で工事せず、自社工場へ畳を持ち帰るので、どのように畳が出来上がるか知らない人がほとんどですよね。



表替えは、今使っている畳の畳床(芯材)を残し、表(ござ)と縁(へり)をほどき、新しい畳表、縁に取り替えます。



この仕事の中で一番重要な部分は、「修繕」 という作業。

畳床(芯材)はそのまま使うわけですから、使用年数によっては、傷んでいたり凸凹になっていたりします。
ここを丁寧に修繕するか、なにもしないでただ新しい畳表張ってしまうか。お店、職人によって大きな差が出るんですよ。


村松畳店では、まず古い表をはがしたら、塵、ホコリを集塵機で吸い取ります。

きれいにするのは当然のようですが、昔はホコリが溜まっていても取り除く職人はほとんどいませんでした。(いや、現在も少ないかもしれません)


そして、すき間のあいていた個所や、痛みの大きい部分は、ワラやい草を使って修繕します。




いくら高級な畳表を使用したからって、長持ちするわけじゃないのです。

このように見えない部分に力を注ぐことで、畳が長持ちするんですよ。


つまづくくらいの段差があったら、そこばかり擦れて穴があいてしまうのは当然。

私は出来る限り、可能な範囲、修繕します。 10年後の畳の状態を想像して畳を作っています。



キチンと作った畳か、そうでない畳か。

差が出るのは表替えをして1年後です。




ありがとうございます!


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おまけ

浅間温泉、富士乃湯さん。



西郷孤月の作品展示スペースの工事に携わらせていただいた時に、歴史のある素敵な旅館を拝見し、今度はお湯に入りたいとずっと思っていました。




到着が営業時間より少し早かったですが、若女将さんと看板犬のこうちゃんが迎えてくださり、ほっとした時間を過ごすことができました。

温泉は気持ち良くて、最高でした。
ありがとうございます(^O^)/   

Posted by tossy at 12:00
プロフィール
tossy
tossy
長野県松本市梓川、村松畳店5代目
獅子座のAB型 血液型を教えるとみょうに納得される(笑)
趣味・ドラム演奏


「 畳がキッカケであなたが笑顔になってくれたら嬉しい。」

狭い階段も畳を担いでスイスイ駆け上がる頼れる力持ち。地域に密着し、お客様の身近な存在になれるよう、日々技術向上に努める。
また松本平でも数少ない寺社の特殊畳の作り手で、口コミで数多くの注文を受ける。


平成13年 長野県技能競技大会2級畳製作職種第1位
平成16年 1級畳製作技能士取得
平成16年 長野県技能競技大会1級畳製作職種第1位
平成20年 職業訓練指導員取得
平成21年 長野県建設技能コンクール畳製作優勝
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