一人の営業マンが、畳床の常識を覆した!?

tossy

2016年01月12日 17:30

畳床(たたみどこ)。




畳の芯の部分です。

どんな素材が使われているかご存知ですか?


昔から親しまれている、稲わらを使った畳床。



それと、木質繊維のボードを使用した建材床。



現在住宅の8割以上が建材床の畳だといわれています。

しかし、

「ボード(建材床)の畳は、稲わら畳と比べて足当たりが硬い。」という声があります。



お客様に良い商品を、選ばれる商品を提供したい!

と、建材床の常識を覆し、柔らかい畳床を開発した一人の営業マンがいます。




長野市たたみ問屋、 若手営業マンKの 新商品、開発誕生秘話!

(以下、営業Kさんに聞かせてもらったお話です。)


ある日、いつもの居酒屋のカウンターでいつものように酒を飲んでいた彼。
たまたま隣に座ったお客さんと、たわいもない会話をして飲んでいた。

次第に打ち解けはじめ、話は仕事の話に。


話していた相手は、ウレタンフォームのトップブランド、「イノアック」社長であると知り、

畳床の表面を従来の不織布の代わりにウレタンフォームにすれば、クッション性のある畳床ができるのでは!

と相談。イノアック社長も、畳という新しい業界との商品開発と彼の話に共感。
「やってみましょう。」

後日試作づくりが始まった。



サンプル、そしてサンプル。

靴底に使うゴムは、とても良い!だけどコストがかかりすぎる。

ウレタンフォームも厚ければいいってもんじゃない。 めいいっぱい薄く、かつ長時間使用にもクッション性が維持できる。しかも引っ張り、摩擦による強度が強い厚み…



いろいろ試した結果、これにたどり着きました!と営業Kさん。

そしてついに出来たのが、コレ!






営業Kさんが私に教えてくれたのは、昨年春ごろ。


畳床のカットサンプルをもらい、柔らかさを確かめる。 「うん。ふわふわ♪」

ソファに使われているウレタンだから、クッション性の復元力も他製品よりはるかに優れているという。

かといって、畳は10年も20年も使うもの。 摩擦ですぐに擦り切れては後の修繕も大変だよ。と思い、何度も何度もウレタンをこすってみたけど、ちっとも穴が開かない。

これはスゴイぞ! これならお客さんにお薦めできる。




そして、村松畳店は彼のウレタン入り建材床を採用しました。




手で押さえると、包み込まれるような柔らかさ。

畳表にも厚みがあるので、Wクッション効果♪


作っていて気がついた。


この畳、あったかい。



こちらのお客様は、特上畳表「百合」と、 麻+綿糸 自然素材100%畳べり、「ラン」。



見た目も、座り心地も、フリーリングにはない、温かみを感じることができます。 






わら床よりも、やわらかい。あたたかい。


新しい時代の畳が、 できました。


2016年、イチオシの畳床です(^_-)-☆


畳をお客様の元へお届けするのは畳屋ですが、畳が出来るまでにはたくさんの人の、熱い想いがいっぱい詰まっています。

ありがとうございます!



★お問合わせはコチラ↓


★松本市 畳のことなら、村松畳店 ホームページ
http://www.muramatsutatami.com/

★Facebookやってます! 気軽に遊びに来てください!
▼(オフィシャルページ)
http://www.facebook.com/muramatsutatami 
ブログ以外にも、お店の小さな発見、プチ情報が見られます。
ページのTopの大きな「いいね!」をクリック!

関連記事